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質問

神 対 サタン ― 神が全能であるのならば、なぜ神はサタンを殺さないのでしょうか。?

答え


キリスト教徒として生きていく上で不可解なことの一つに、なぜ神はサタンが罪を犯した時にすぐにサタンを滅ぼさなかったのかということがあります。私たちには神がいつの日かサタンを火の池に投げ込んで打ち負かし、サタンはそこで永遠に昼も夜も苦しみを受けることになっていることが分かっています(ヨハネの黙示録20:10)。しかし、時に私たちは、なぜ神はまだサタンを滅ぼしてしまわれないのだろうかと思うことがあります。おそらく、私たちが神の摂理を正確に知ることは決してないのでしょうが、神のご性質について私たちに分かっていることがいくつかあります。

先ず第一に、私たちは神がすべての被造物に対して絶対的主権を持っておられ、これにはサタンも含まれていることを知っています。 確かに、サタンと悪霊たちはこの世界を荒らし回っていますが、彼らには一定限の自由しか与えられていないのです。私たちはまた、神が時の初めから終わりまですべてのことを計画しておられることも知っています。神のご計画を妨害することのできるものは何もなく、物事はまさに予定通りに進んでいます。「万軍の主は誓って仰せられた。『必ず、わたしの考えたとおりに事は成り、わたしの計ったとおりに成就する。』」(イザヤ書14:24)

第二に、「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ人への手紙8:28) サタンに対する神のご計画がいかなるものであっても、その計画はできるかぎりの最善のものなのです。神の完全なる怒りと正義が全うされて、神の完全なる義が栄光を受けることになります。神を愛し、神のご計画が成就されるのを待つ者たちは、その計画の一端をなすことに大いなる喜びを覚え、その計画が展開していくのを見て神を褒め称え、神に栄光を帰するのです。

三つ目に、神のご計画やそのタイミングを疑問視することは、神ご自身、神の判断、神のご性格、神のご性質そのものを疑問視することであることを私たちは知っています。神がただみこころのままに行われる、その権利に疑問を抱くことは賢明ではありません。詩篇の作者は私たちにこう告げています。「神、その道は完全。」(詩篇18:30) 全能者の知性による計画はどんなものでも、可能な限り最善の計画なのです。確かに、私たちにはその知性を完全に理解することを望むことはできません。「『わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。-主の御告げ― 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。』」(イザヤ書55:8-9)と、神が私たちに思い起こさせてくださるとおりです。それでも、神に対する私たちの務めは、神に従い、神に信頼することであり、私たちに理解することができてもできなくても、神のみこころに服従することなのです。サタンの終焉に関する神のタイミングについても、それが可能な限りの最高の計画であることにほかなりません。それが神のご計画であるから

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