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質問

主の御使いとは誰ですか?

答え


聖書の中には、「主の御使い」の厳密な正体は書かれていません。しかしながら、たくさんの重要な「手がかり」はあります。旧約聖書と新約聖書に「主の御使いたち」「(多くの中の)ひとりの主の御使い」そして「(定冠詞のついた)主の御使い」が出てきます。定冠詞の「the」が使われる場合、それはほかの天使たちとは違う、固有の存在を意味しているようです。主の御使いは、神のように語り、自分を神と同一視し、神の責任を果たします(創世記16:7-12、21:17-18.22:11-18、出エジプト記3:2、士師記2:1-4、5:23、6:11-24、13:3-22、IIサムエル24:16、ザカリヤ1:12、3:1、12:8)。これらの主の御使いの現われのうちのいくつかでは、現われを見た者たちが「主を見た」ので、自分たちのいのちが取られるのではないかと恐れています。ですから、少なくともこれらのうちのいくつかの出来事では、主の御使いは神の顕現、つまり神が物理的な形で出現されたのだということは明らかです。

キリストの受肉のあと、主の御使いの出現はなくなりました。新約聖書に天使たちのことは数えきれないほど書かれていますが、「(定冠詞のついた)主の御使い」は新約聖書には一度も出てきません。この主の御使いの現われがイエスが受肉される前の、イエスの顕現であった可能性はあります。イエスは、ご自身が「アブラハムが生まれる前から」(ヨハネ8:58)存在しておられると宣言していますから、イエスが活動的にご自身を世界に現わされるのは論理的なことです。主の御使いが受肉前のキリストの現われ(キリストの顕現)だとしても、父なる神の現われ(神の顕現)だとしても、「(定冠詞つきの)主の御使い」という言い回しが通常、神の物理的な現われを意味するという可能性は非常に高いようです。

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